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【phDクラブのご案内】

 INDI建築構造学スクールで、通信講座修了者を対象に更なるスキルアップを目的に「phDクラブ」が募集されております。この度、INDI建築構造学スクールとの共同企画で当学院でも、この「phDクラブ」を募集します。



【phDクラブ】とは?

 我が国の耐震設計を理論主体で学ぶ2年制の大学院課程で、INDI建築構造学スクールが提携する複数の大学の構造ゼミの教材としても採用されています。この度、上部構造と地盤の難解な弾塑性理論を学び、耐震工学の専門家としての自立を「phDクラブ」が実現します。構造計算はある意味理屈を知らなくても出来ますし、ソフトなら尚更理論的背景がわからなくてもプログラムが自動計算します。

 しかし「計算と理論」は設計者の常識であり、更に地震大国日本のエキスパートライセンス「構造設計一級建築士」が登場し、「計算と理論」の両立てが必然となりました。日本を含め全世界の耐震設計の基本的考え方は、中地震動に対しては「弾性理論」で対応し、極めて稀な大地震動に対しては、骨組みを損傷させて地震エネルギーを吸収させ、倒壊を回避させるという「塑性理論」を適用するものです。この中地震動に対する「弾性理論」と大地震動に対する「塑性理論」の両立による耐震設計をテーマに「許容応力度計算」と「限界耐力計算」及び確率統計的手法による「限界状態設計法の耐震理論」を「問題と解答」を通して2年間集中的に学ぶものです。



【phDクラブ】の主旨と主な学習項目

我が国の耐震設計の考え方を許容応力度計算、限界耐力計算、限界状態設計法の観点から体系的に学習する。
特に巨大地震に抵抗出来る建物をテーマに弾塑性理論による耐震メカニズムを理解する。
〇 弾性理論(1次設計) と塑性理論(2次設計) の理解
〇 RC造・S造・木造・壁式RC造・SRC造の耐震設計
〇 P−Δ(デルタ)効果と建物崩壊
〇 増分解析による保有水平耐力
〇 仮想仕事法による保有水平耐力
〇 応答スペクトル法による地震加速度
〇 建物と地盤の相互作用による地震エネルギー吸収メカニズム
〇 減衰定数、復元力特性、塑性率とは何か
〇 全体降伏機構による耐震理論
〇 降伏機構保障設計とは何か
〇 ネーサン・ニューマークの地震エネルギー一定則理論
〇 耐震・免震・制振の各システムの比較
〇 エネルギー法による耐震設計の考え方
〇 地盤沈下、液状化、杭に関する基礎理論
〇 クーロンの土圧理論と地盤定数に関する理解
〇 限界状態設計法とは何か(確率統計的手法/ 荷重係数/ 耐力係数/ 信頼性指標/ 荷重の組合せ etc)



【phDクラブ】の学習方法

 毎月1回、耐震設計をテーマにした「問題と解答」A4で各々4ページ、合計8ページ程度が届きますので、その問題と解答を読み込んで頂き勉強する方法です。「問題と解答」は2年間で合計24回の発送となります。途中から受講を希望される場合は、送付済みの問題と解説をまとめて発送し、追いついた段階で月1回の発送となります。
(映像講義及び質問対応はありません)



【phDクラブ】演習問題 抜粋見本

phDクラブで送付する演習問題の一部をこちらで確認できます。
第1回 演習問題
第3回 演習問題
第5回 演習問題
第7回 演習問題
第9回 演習問題



「phD クラブ(2年制大学院)」の狙いについて

 「phD = Doctor of Philosophy 」とは、博士水準の学位を表すもので、直訳すれば高等な学問の学識者となります。構造計算は構造力学という極めて難解な学問によって裏付けられた、構造物の耐震安全性を検証する手段です。学問上の裏付けは世界的権威である「日本建築学会」の工学博士達によって構築されます。さらに法制化の段階で、現場の技術者が運用可能なように骨組検定の実用式としてコンパクトにまとめられたものが構造計算規定です。従って定められた実用式を用いれば、骨組みの耐震安全性を容易に検証することができます。

 我が国の耐震設計の枠組みは、1981年の「新耐震設計基準」で定められたもので、設計方針は世界の先進国で用いられる枠組みと共通です。日本を含め全世界の耐震設計の基本的な考え方は、震度5程度の中地震動(レベル1)に対しては、建物を損傷させない設計=弾性設計を行い、震度6強(レベル2)及び震度7の激震(レベル3)に対しては、建物を損傷させて地震エネルギーを消費させることで建物倒壊を回避させる設計、即ち弾塑性解析が採用されます。弾性設計は許容応力度計算と呼ばれるなじみの深い設計法ですが、弾塑性解析はなじみの少ない極めて手強い理論です。当学院の初級講座は許容応力度計算が中心ですが、中級講座では弾塑性解析が導入されています。しかし講義時間の制約上から、検定式を優先し、弾塑性解析の理論そのものにはほとんど触れておりません。

 1981年の新耐震基準における日本建築学会の狙いは、81年以前の許容応力度時代とは全く異なる最新の耐震工学=弾塑性解析の導入にありました。この度、「phD クラブ」の狙いも同様で、現行の耐震設計理論の中枢である弾塑性解析の基礎理論を理解することにあります。phDは理論主体の学習ですが、初学者にも十分理解して頂けるように、分かりやすい表現に努めていますので、2年間の学習によって計算主体の学習では得られなかった耐震設計の理論的背景に通じて頂けるものと思います。



次世代の「限界状態設計法」に関する補足

 限界状態設計法は確率統計的手法によって地震荷重を精査する世界最新の構造設計法で、我が国でも間もなく法制化される予定です。「建築物荷重指針(2004)」は、限界状態設計法を全面的に利用することを前提に書かれており、荷重計算ではすでに確率統計的手法が採用されています。つまり2004年の段階で許容応力度設計から限界状態設計法に移行しているにも関わらず法整備が追いついていない状況です。

 「限界状態設計法」の講義ですが、当学院では法制化と同時に講義を開講する予定で考えております。法制化になりましたら改めて皆様にお知らせする予定です。「phD クラブ」は現行の設計法の理論解説とともに、次世代の限界状態設計法の考え方についても解説を行っています。phDの2年間を通して皆様に大きく寄与できるものと確信しております。




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